鬼走りの前日には、鬼子(鬼役の子ども)とその保護者、
十人衆(村の長老十人)が中心となって勧請縄が編むことが習わしとなっています。
村内に災いが入ってこないように、結界として村の入り口に吊るされます。
県内のいくつかの集落で見られる風習ですが、縄に付けられる飾りは村落ごとに異なり、
この東寺では十人衆の差配により作られます。
東寺の中心を通る道にかけられた勧請縄。現在は村の中ほどに位置しますが、かつては
ここが村落の入り口でした。