先日の法要の際に、偶然でてきた牛頭天王の板絵です。
かつては魔よけのため、白山神社の拝殿に掲げられていたもののようで、
裏書きによれば、延徳二年(1490年)に作られています。
およそ530年前のものですが、色あせることもなくよく残っていたものだと思います。
一番上に薬師如来が描かれているのは、牛頭天王はお薬師さまが姿を変えられた仏様
であるからだと思われます。
板絵では「五頭天王」と表記され、頭も五つ描かれています。
その下には眷属の十二夜叉が描かれています。
大変に興味深い板絵です。