長寿寺の須弥壇には、写真のような飾りが刻まれています。
真ん中の渦巻きは「巴(ともえ)」と呼ばれる図案です。
巴の上部に連なる「玉」の模様は綱を現します。
また、「玉」から下向きに尖っている模様は、「剣」の先を表現したものです。
剣のぶら下がった綱で須弥壇を囲うことで、壇上の仏様をお守りする意味が
込められたデザインとなっています。
須弥壇の模様としては古い部類に属するものです。