本尊様に向かって右側におまつりしているのが重要文化財の阿弥陀如来坐像です。
平安時代の作とされ定朝様の上品なお姿をされています。
この阿弥陀様は実は稀有な仏像なんです。
如来様は蓮の花(蓮台)にお座りになり背中に発する光を表す輪(光背)を備えておられます。
しかし、多くの蓮台と光背はのちの時代に作り替えらたものがほとんどです。
長寿寺本堂の阿弥陀様は、蓮台も光背も作られた当時のまま。このような仏像はとても珍しい
ものなのです。
そのせいか、阿弥陀様のお姿はとても美しいです。オリジナルの強みなのでしょうか?
お参りの際にはぜひ阿弥陀様に注目してみてください。