2022年2月18日、ご本尊の子安地蔵菩薩の調査でいろいろなことが分かりました。
お地蔵様は平安時代末期、おそらく12世紀に刻まれたものだということです。
その様式から仏師僧ともいうべき方が深い信仰心に従って刻んだものと推測されます。
手とつま先、衣の先はのちの時代に修理されていました。
特徴的なのはそのお耳。
耳の中が刻まれていません。耳の模様は隅で描かれていたようです。
光背にも隅で唐草文様が描かれていました。
一木造りのお地蔵様ですが、内くりが施されています。
大きさはほぼ等身大。大きなお地蔵様です。
MIHOミュージアムの専門スタッフの方に記録写真を撮っていただきました。
お地蔵様、微笑んでいらっしゃるように見えます^^