長寿寺の鬼走り12024.01.07

長寿寺で1月に行われる伝統行事。地域では「オコナイ」とも言います。

 

村の15歳の男子が赤鬼・青鬼に扮して、本堂内を暴れまわるので「鬼走り」

と呼び、一年の国家の安泰を願う「修正会(しゅしょうえ)」、厄除祈願の「追儺(ついな)」

を合わせた法要です。

また、鬼の役をした男子はこれ以降、村内で一人前とされるため「成人式」の意味も持ちます。

現在は少子化により小学5・6年生の男の子が鬼の役をしてくれています^^

 

長寿寺でいつ始まったかは定かではありせんが、法要の次第(法要のプログラムのようなもの)

は約270年前に書かれたものを現在も使っています。しかもその但し書きには「以前使っていた

ものが破損したので書き写した」と記されており、かなりの昔から行われている行事のようです。