昨年、境内から出土した信楽焼のつぼ。放水銃設置工事の最中、重機で幾度となく掘り返され
圧をかけられたのに割れることなく出土しました。
かつては穀物などを入れていたそうですが、のちにそのフォルムの美しさから
千利休により「蹲り(うずくまり)」と呼ばれ茶席の花器として使われたそうです。
「お宝鑑定団」などで500万円の値がついたり、博物館に収蔵されているような品です。
胴体の模様は「桧垣文様」と呼ばれ、鎌倉時代~室町時代に流行したものだそうです。
このツボが鎌倉・室町時代のものかはわかりませんが、出土の経緯からもロマンを感じさせる
奇跡のツボなんです。